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第3回 AkaDako実践アワード結果発表(速報)

AkaDakoを活用した授業やワークショップ、研修、教材開発など、今回も全国から熱意あふれる多彩な実践をご応募いただき、誠にありがとうございました。

どの実践も子どもたちの生き生きとした反応や、先生方の自由で独創的な工夫が凝らされた素晴らしいものばかりです。審査員の安井政樹先生(札幌国際大学 准教授)とともに厳正な審査を行いましたが、甲乙つけがたい力作が揃ったことから、本年度の大賞は2校選出することといたしました。

また、大賞に加え、さらに独自の切り口や新たな可能性が光る実践を「TFab賞」として別途選出いたします。こちらの発表については、後日公開予定の「詳細版」にて、各作品の講評とあわせてご紹介させていただきます。

本ページでは、まずはその審査結果を速報としてお届けします。詳細な実践内容は順次公開してまいりますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

第3回 AkaDako実践アワード結果

  • 大賞  2名
  • TFab賞 後日発表

大賞

実践タイトル
「社会の発展と情報の技術(Society5.0)」

受賞者
岩手大学教育学部附属中学校 藤澤世志彬 先生

実践の概要:
生成AIカメラを活用し、Society 5.0の実現に向けたアプリを提案した実践です 。生徒は既存の学習経験を活かし、AIの仕組みを理解しながら課題解決策をレポートにまとめました 。試行錯誤を通じて、技術との向き合い方や探究心を深めました 。

大賞

実践タイトル
「生成AIの『目』で守る未来」

受賞者
仙台市立虹の丘小学校 佐藤隆太 先生

実践の概要:
防災学習で得た知識を基に、画像認識AIを活用した課題解決アプリを開発する実践です 。避難所の混雑判定や防災バッグの点検など、地域の困りごとを技術で解決する設計書を作成し、試行錯誤を通じて形にしました 。

講評(札幌国際大学 准教授 安井政樹先生)

大賞(2実践)の講評

本アワードにおける大賞は、「社会の発展と情報の技術(Society5.0)」と、「生成AIの『目』で守る未来〜1年間の防災学習を生かしたアプリ開発〜」の2つの実践です。

「社会の発展と情報の技術(Society5.0)」では、

計測・制御やネットワークといった基礎的な内容から出発し、問題解決の過程を経て、最終的に生成AIを活用したアプリ制作へと学習が展開されています。また、情報技術と社会との関係について考える学びが位置づけられています。

「生成AIの『目』で守る未来」では、

1年間の防災学習の積み重ねをもとに課題を設定し、生成AIを活用したアプリの設計・試作・改善・発表へとつなげています。防災という具体的な場面をもとに、課題解決を図る学習が展開されています。

両実践は、扱う内容や展開は異なるものの、いずれもこれまでの学習を基盤としながら、生成AIの活用へと発展させている点に共通性があります。

また、AkaDakoを活用することで、学びが教室内にとどまらず、社会的な文脈や実生活の課題と結び付いた形で展開されている点も特徴的で、テクノロジーを用いた課題解決へと学びをつなげている点に意義があると考えられます。

全体講評:広い視点と身近な課題をつなぐAkaDako活用

今回エントリーされたAkaDakoを用いた実践を通して見えてきたのは、社会全体の仕組みや技術の在り方を捉えようとする学びと、身近な困りごとから出発し、具体的な解決を生み出そうとする学びの両方が、バランスよく展開されている点です。特に上位の実践に共通していたのは、テクノロジーを受け身で扱うのではなく、自らの意思で使い、社会に働きかけていこうとする当事者性が、子どもたちの中に育っている点です。

「広く俯瞰し考えること」と「身近なことから主体的に行動すること」の両方が、STEAM教育の視点から見ても、これからのAI教育において欠かせない要素であることを示しています。

また、危険性の発見や自然現象の探究といった場面で、子どもたちの気づきや学びの過程に対して、AIを「もう一つの視点」として取り入れている実践も印象的でした。

今後は、こうした実践を特別なものとして扱うのではなく、AkaDakoのようなツールを活用しながら、各教科や日常の学びの中にどのように位置づけていくかが、一層重要になっていくと考えられます。

そして、本アワードはAkaDakoを活用した実践として第3回を迎えました。
今回のエントリーされた実践は、AkaDakoと生成AIが、子どもたちの学びを教室内に閉じるのではなく、実社会と結びつけ、さらに未来のよりよい社会へとつないでいく役割を果たしていることを示しています。

技術を学ぶことそのものが目的ではなく、技術を通して社会と関わり、自分の在り方を問い、未来を構想していく。そのような学びを支える存在として、AkaDakoとAIが確かな「橋渡し」となっていることを実感させる、非常に示唆に富んだアワードであったと言えるでしょう。

大賞をはじめ、本アワードの実践が広く公開され、2026年度も、さらに充実した実践が全国各地で展開されることを願っています。

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