AkaDako Connect(β)サービス開始

通常のフィジカルコンピューティングデバイスはインターネット通信を行う場合、一般的にはWi-Fi接続が必要となります。しかしながら日本の学校現場はセキュリティが厳しい上に、Wi-Fiのアクセスポイントの同時接続数が生徒のGIGA端末の数しか考慮されていないケースが多くあります。ティーファブワークスではこの日本の学校現場の問題を回避するため、GIGA端末のブラウザを制御主体としたフィジカルコンピューティング環境「AkaDako+教材集」を整備し続けています。これまでIoTや各種AIを実現してまいりましたが、今回、「AkaDako Connect(β)」という新サービスを追加し「Googleスプレッドシートへの読み書き」「LINEへの通知」「メール送信」をできるようにしました。これにより、「生きたデータを使ったデータサイエンスへの入口」「実生活の体験に近い物づくりの道具」を学校の授業向けに提供できればと思っております。是非、活用いただければ幸いです。
※注意:AkaDako ConnectはAkaDako利用者向けサービスです。AkaDakoが接続された状態(「ボードに接続」ブロック実行後)でないとお使いいただけません。
メール送信
メールの送信用ブロックです。メールアドレスと内容(本文)を記述することにより akadako@connect.699.jp というメールアドレスから「AkaDako Connectからの送信」というメールタイトルでメールが届きます。
例:メールアドレスxxx@699.jpに「人を検知しました」というメールを送信

注意事項
- 単位時間当たりのメール送信数の制限が発動することがありますので、連続でメールを送信しないよう注意してください。
- メールがいわゆる「迷惑メール」扱いになることがあります。
Googleスプレッドシートへの読み書き
Googleスプレッドシートを直接読み書きするためのブロックです。
事前準備
このブロックを使うためには、Googleスプレッドシートに編集者として専用アドレス「spreadsheet@akadako-connnect.iam.gserviceaccount.com」を招待する必要があります。

データロガーとして使う場合

例:10秒ごとにタコラッチ・ミニの明るさの値をスプレッドシートに記録する

指定したGoogleスプレッドシートのA列に時間、B列に値を記録し続けます。
※探求ツールもしくはタコラッチの場合、明るさのブロックは「光I2Cの明るさ」になります
特定のセルを読み書きする場合

データーロガーとしてではなく、指定のセルに対して読み書きを行うこともできます。
注意事項
- 複数のデータを1つのGoogleスプレッドシートに記録したい場合(例:温度・湿度・気圧)は、Googleスプレッドシートのシート(下部のタブ)を複数用意し、それぞれのURLをブロックのURL欄に貼り付けてお使いください。
- 単位時間当たりの読み書き回数制限が発動することがあります。書き込み間隔は10秒以上間をあけるようにしてください。
LINEへの通知
事前準備
LINE公式アカウント「AkaDako Connect」に友だち登録をして、トークン(サービスを利用するためのID)を事前に取得する必要があります。

通知
事前準備で取得したトークンを使ってメッセージが送信できます。

例:生成AIカメラで熊を見つけたらLINEに通知する(※生成AIカメラは2025年7月現在はパイロット校向けの試験サービスです)

注意事項
- 単位時間当たりのメッセージ送信回数制限が発動することがあります。連続でメッセージを送信しないよう注意してください。