I. AIの本質理解(導入・概念形成)
冬休み明けの1月23日に、生成AIのカメラ機能を提示し、AI技術の可能性を体験的に理解させた。
画像認識や生成AIがどのように情報を処理し、人間の活動を拡張するのかを紹介し、AIを「道具として活用する視点」を共有した。
→ AIを「魔法の装置」ではなく→ 仕組みと役割を理解した上で活用する態度形成を目的とした。
II. プロンプト体験(AIとの対話経験)
12月12日(唯一の授業日)に、AkaDako教材のコンソールを用いてセンサー確認等を行いデジタル機器と対話する基礎体験を実施した。
1月30日にはAkaDako生成AIカメラを活用し、提示されたCanvaスライドの課題を取り組むとともに、課題解決のためにAIへ指示(プロンプト)を与え、出力を検証する活動を行った。
→ AIは「正解を出す存在」ではなく→ 問いの質によって結果が変化する存在であることを体験させた。
III. アプリ設計(探究・構想段階)
1月30日提示課題「三笠萱野中学校Loiloスライド」を基に、AIを活用した表現や課題解決の方法を構想した。
AkaDakoを製造販売しているT-Fabワークスの調べ学習(探究活動)を実施し、AkaDakoニュースから「AIをどのような場面で活用できるか」を検討させた。
→ 技術を単体で学ぶのではなく→ 社会・地域との接続を意識した設計思考を重視した。
IV. 制作(実践的表現活動)
生成AI(AkaDako 生成AIカメラ)を用いた表現活動を実施・AkaDako生成AIカメラツールを活用し、実際に成果物を制作・交流した。
※特に、生徒が主体的に小学生へ説明する場面が生まれ、AIを用いた成果を他者へ伝える表現活動へ発展した。
→ 制作を通してデジタル技術 × 表現力 × コミュニケーション能力の統合を図った。
V. 振り返り(評価・学びの再構成)
感染症や学校行事の影響により、授業時間が十分確保できず、継続的な探究活動には課題が残った。
一方で、生徒が自発的にAI活用を説明する姿が見られ、学習内容が主体的理解へつながった成果が確認できた。
来年度に向けて、
- 授業時数の確保
- 探究活動の継続性
- 欠席生徒への学習保障
が、改善課題として明確化された。
補足:教育実践としての価値整理
今回の実践は、AIリテラシー育成・探究型STEAM学習・異学年交流が複合的に成立している点に特徴があると言える。
